出来ることなら隠れたい…⑥ (ページ17)

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《渡辺side》

ドレスコードのあるレストランに女の子を連れて行くとか初めてだし、Aの節目の誕生日だし、めっちゃ緊張して味がわからない！

『美味しいーっ』

渡辺「喜んでくれてよかった！」

『個室でよかった』

渡辺「当たり前じゃん！でもエピソードトークで話していいからね？」

『それはそれで怪しくない？』

渡辺「でも隠しとくのも怪しくない？」

『週刊誌に撮られてたら考えよ(笑)』

渡辺「そうだな(笑)」

ここまでタクシーで来たし、目立たなかったとは思うけど！

いい加減、同じマンションに引っ越さないとな〜。

どっちのマンションがいいかな？

それとも新しいマンションに引っ越す？

『難しい顔して、どうしたの？』

渡辺「同じマンションに部屋があれば、言い訳しやすいなと思ってた」

『あぁ、同じマンションにそれぞれの家があれば楽だしね』

渡辺「いつでも会えるじゃん？」

『今も会ってるじゃん(笑)ほとんど翔太の家にいるから、私の家の光熱費安いもん』

渡辺「それは全然いいの！俺がいてほしいから」

『翔太のマンションに空きあるかな？』

渡辺「わかんない！俺がそっちに引っ越してもいいよ？」

『不動産屋さん回って、ぼちぼち決めようか』

渡辺「だな！そんなに急がなくてもいいよね」

そもそも、めめと離れて怒られないかな？笑

1人暮らし始めてから、ずっと徒歩圏内にいるって言ってた。

何かあったら、すぐに駆け付けられるようにって。

めちゃくちゃ過保護な弟だと思う(笑)