出来ることなら隠れたい…⑥ (ページ18)

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《渡辺side》

それからデザートまで運ばれてきて、最後のミッション。

渡辺「Aにプレゼントがあるんだけど」

『え、ありがとう！』

渡辺「あのさ…何年先でも何十年先でもいいから………いつか俺と結婚してくれる？」

『もちろん！私も翔太じゃないと嫌だし、きっと2人なら乗り越えられるかなって思ってるよ』

優しい笑顔で微笑まれて、めちゃくちゃキュンとしながら、テーブルの下に隠してた物を出す。

渡辺「…これ……婚約指輪…」

『…マジ？？』

渡辺「左手薬指はリスクがありすぎるから、ピンキーリングだけど」

『うれしい！ありがとう！』

渡辺「俺が小指につけてもいい？」

『うん！』

箱を開けて、小さいほうのリングをAの左小指につける。

『ありがとう。そっちは翔太の？』

渡辺「うん」

『じゃあ私がつけるね？』

渡辺「うん」

Aが左小指にリングをつけてくれて、めちゃくちゃ鳥肌がスゴい…

『どんな形であれ、肌身離さずつける！』

渡辺「俺も」

『指につけられない時はネックレスに通すからね』

渡辺「Aが俺の誕生日にくれたネックレスがいい仕事するじゃん！」

『同じブランドだしね』

ここまで見据えてたんじゃないかと思うくらい、Aのプレゼントもナイスだった。

チャームのない細めのネックレスだから、指輪を通しておくのにピッタリ！

先を見据える力がありすぎだろ(笑)