出来ることなら隠れたい…⑥ (ページ3)

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《田中side》

田中「あっ！A！」

『おぅ、樹〜』

久しぶりに見かけたAは、黒髪イケメン。

髪長いのも似合うじゃん！(いうて、長くないけど)

田中「お前、女の子にチューすんの？」

『ドラマでね。現実ではしてないよ』

田中「しょっぴー、女の子相手でも騒いでたけど(笑)」

『まぁ仕事だから仕方ないじゃん？なんなら私の相手をしなくちゃいけない18歳が可哀想だよ』

田中「大丈夫！お前とチューしたい女の子はいっぱいいると思うよ？なんなら、男もいっぱいいると思う！」

『いや、現状で間に合ってるし』

田中「俺とするか？」

『ねぇ、聞いてた？間に合ってんのよ』

田中「えぇ？しようぜ？」

『ここ、会社の廊下だからね？バカ？笑』

田中「いいよね？」

「よくねーよ！」

Aを壁に追いやって、壁ドンしようとしたら、聞き慣れた声にツッコまれた。

『慎太郎、ありがとう(笑)そして、お疲れ！」

森本「お疲れ！樹、ホントにしょっぴーに怒られるよ？」

田中「勢いでイケるかなと思って」

森本「おバカ(笑)」

『そんなに安くないよ、私の唇』

田中「好きな物を好きなだけ食べさせてやる」

『安いな』

田中「旅行も行くか？」

『2人では行かない』

森本「樹、あきらめなって(笑)」

『ほどほどにしないと、翔太に言うよ？絶対怒られるからね？』

田中「過保護だからな〜」

『ふふっ(笑)打ち合わせあるから行くね』

「「ばいばーい」」

『ばいばーい』

イケメンを見送って、慎太郎からガチ目の説教をされる。

しょっぴーの邪魔しちゃダメだって！