出来ることなら隠れたい…⑥ (ページ29)

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《宮舘side》

亀梨「今、ウチの事務所は大変じゃん？」

宮舘「はい」

『うん』

亀梨「メンバーとの話し合いも増えたでしょ？」

宮舘「増えましたね」

亀梨「Aはそのことをメンバーには言ってないの？」

『言ってない…てか、言えない』

亀梨「どうして？」

『正直、辞めたくない自分もいるの(笑)勝手を言えば、結婚してもSnowManのまま、みんなとわちゃわちゃしてたい。
でも、渡辺翔太と結婚する以上、ジェンダーレスのままで売っていくのも違うし、路線変更も難しいなと思ってて…
だったら表舞台から降りて、すべての批判が私に向けばいいかなと』

Aの言葉を聞いて、亀梨くんも俺も、少し沈黙した。

『決意が固まるまで、メンバーには言えないでしょ？』

亀梨「…辞めない選択肢はないの？」

『ないよ(笑)私が翔太推しだったら、近くにいた女に持ってかれたって思うし、私推しだったら、私たちのことを騙してたの？くらいには思うと思うから、結婚後も応援してもらうには難しい立場なんだよね』

亀梨「わかんないよ？応援してもらえる可能性はない？」

『………SnowManは辞めたくないけど、批判されて表に出続ける体力はないかな』

宮舘「Aは翔太のせいで辞めたって言う人もいるよ？」

『そこは良いように言うの！SnowManにとって、少しでもプラスになるような辞め方が出来るのが理想かな』

亀梨「辞めるのは辞めるのか…ソロは？」

『だから、表に出るのがしんどいの！翔太の個人事務所で裏方として雇ってもらおうかな？』

宮舘「翔太の専属マネージャーでいいじゃん」

『やだ、しんどい(笑)』

本気でマネージャーはしたくなさそう(笑)

Aの決意が固まらないくらいには、SnowManを好きでいてくれてうれしい。

この問題がどうなるか、こればっかりはAの意思だからね。