出来ることなら隠れたい…⑥ (ページ32)

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《Aside》

正月休みを家と実家で過ごして、ドラマ撮影が順調に始まった。

早く髪を切りたいけど、まずはクランクアップまで体調を崩さないように気を付けないと！

渡辺「ただいま〜」

『おかえり』

渡辺「今日も疲れた…」

『お疲れ様〜』

渡辺「今日はAのほうが早かったか」

『出番少ないから』

渡辺「そうなの？」

『翔太に比べたらね〜』

渡辺「そんなことないでしょ〜」

ソファに座ってた私に抱きついてくる翔太。

今日も相変わらずくっついてくる(笑)

渡辺「ご飯食べた？」

『食べた！』

渡辺「そっか！食べたならよかった！」

『お風呂入っておいで？ご飯の準備しとくから』

渡辺「ありがとう！Aも疲れてるのにごめんね？」

『お互い様でしょ？』

翔太が早い日は同じことしてくれてるし、なんなら片付けさえしてくれる。

マジで大事にしてもらってる自信はある！！

翔太がお風呂に入ってる間にご飯を温めて、並べる。

渡辺「腹減った〜」

『どうぞ！』

渡辺「ありがとう！」

『ふふっ(笑)』

渡辺「うまっ」

『よく噛んでね』

渡辺「ん！」

パクパク食べてくれる翔太は、ずっと見てられる(笑)

可愛いな〜と思いながら見てたら、首を傾げて見つめられる。

渡辺「なに？どした？」

『可愛いね』

渡辺「当たり前じゃん」

『…すごい自信だ(笑)』

渡辺「Aはもっと可愛いけどね」

『ふふっ(笑)ありがとう』

微笑ましく見てると、あっという間に食べ終わって、サッと片付けてくれる翔太。

洗い物を嫌がらないでやってくれるの、めっちゃ助かる。