出来ることなら隠れたい…⑥ (ページ41)

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《深澤side》

『んまっ！！』

深澤「そっかそっか！よかった！」

『っ…あちっ！』

深澤「慌てなくても取らないよ(笑)」

『ふふふっ(笑)』

猫舌のくせに、慌てて食べるA。

ホントにお腹空いてるんだろうな。

深澤「俺も食べていい？」

『もちろん！』

深澤「ありがとう」

『ちょっと黙るわ』

深澤「ん、俺も」

撮れ高より食欲モードの俺たち(笑)

カメラは机にセッティングして、黙々と焼いて、食べていく。

『デートって、こんなに黙ってるもんなのかな？』

深澤「人によるんじゃない？」

『辰哉とデートしたら、静かな感じ？』

深澤「相手によるんじゃない？」

『何それ(笑)』

深澤「Aとなら、沈黙が続いても平気だし」

『あぁ、そういうことか』

撮れ高を気にして、ちょっとだけ話してくれるA。

でも、すぐにお肉に気が逸れるところが可愛い！

深澤「お腹は？大丈夫？」

『まだ食べられる！』

深澤「追加する？」

『辰哉は食べられそう？』

深澤「うん」

『私の食べられるはいつものだよ』

深澤「当てにならないやつね」

『うん』

俺も大量に食べられる自信はなかったから、遠慮気味に注文した。

これ食べたら、デザート頼もう！

ファンの人たちが安心するくらい、パクパク食べてくれるA。

好き嫌いが多いから、パクパク食べることがめずらしいんだよね(笑)

焼肉はわりと食べてくれるから、よく連れてくるし、連れて行かれてる気がする。