出来ることなら隠れたい…⑥ (ページ49)

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《Aside》

今年はいろいろと立て込んでて、蓮の誕生日から少し遅れてからのプレゼント。

可愛い弟の喜ぶ顔が見られてよかった！

目黒「俺、シスコンだよね？」

『うん』

目黒「うざくない？」

『うざくないよ(笑)だって、私もブラコンじゃん』

目黒「でもAは周りの人に対して平等に接せれるじゃん」

『それぞれにベクトルが違うからね』

目黒「どういう意味？」

『それぞれが私にとって大切だってことに変わりはないの』

目黒「ふーん？」

『蓮は自慢の弟だし、翔太は自慢の彼氏なわけ。他のメンバーだってそれぞれ自慢のメンバーで友達だし、他のグループの子たちもみんな自慢の仲間だから』

目黒「血が繋がってるの俺だけだから！」

『知ってるよ(笑)』

たまに蓮が不服そうな顔をしてることも知ってる(笑)

まぁ翔太との時間が多くなってしまってるのは事実だけど、蓮のことを忘れてるわけじゃない。

でも姉ちゃんには、2人の相手を同時にするほどの余裕がないんだよね〜。

正直、仕事の忙しさで潰れそうな自分が素直に甘えられるのは翔太だったりする。

やっぱり蓮の前では、無敵の姉ちゃんでいたいじゃん！笑

蓮のことだから、そんなの気にしないんだろうけど。

『蓮、私の弟に生まれてきてくれてありがとう』

目黒「こちらこそ、俺の姉ちゃんに生まれてきてくれてありがとう」

『これからもよろしくね？』

目黒「もちろん！」

私の好きな可愛い笑顔に癒やされる。

あぁ〜、私もたいがいブラコンだわ(笑)