出来ることなら隠れたい…⑥ (ページ7)

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《Aside》

私は結果を知ってるけど、一応最後まで観てほしかった。

だけどTV観ながら、手が動いてるの何？笑

あぁ、甘えたいモードなんだろうなって察するけど(笑)

それでもガン無視決め込んで、翔太に背中を預けたまま、私はTVを観る。

自分のことだけど、最後まで仲良い姉弟だなって思うわ(笑)

マジでどれだけ蓮に助けられて、無事に脱出出来たことか。

渡辺「うわ、勝ったー！！」

『ありがとー(笑)』

渡辺「すげーな、マジで！」

『康二からお誘いあったけど、即答しなかった！すぐには行きたくないくらいにはしんどかったし』

渡辺「でもあばれる君に勝ったのはすげー！！」

『ありがとう』

渡辺「じゃあベッド行こう？」

『え？もう？』

渡辺「Aが欲しすぎて無理」

『っ…』

たまに本気出してくるの無理！

翔太のこと、いい意味で男の人として認識してないから、急に本気出されると心臓が口から出そうになる。

いつもはポヤポヤしてるくせに、急に低い声で男になるところは卑怯だと思う！

ギャップがありすぎて、マジで惚れる…

まんまと翔太の策略にハマってんだろうな(笑)

渡辺「行くよ」

優しく手を繋いで、そのまま寝室に連れてかれる。

かっこいい翔太を出されると、どんだけ疲れてても抵抗する気が失せる。

とか言いつつ、私も翔太不足なんですけどね！

ドラマの撮影が始まって、お互いセリフを覚える時間が必要だし、そんなにゆっくり話す時間も少ない。

今日は素直になってもいいかな…